共催ウェビナーは、決めることが単独開催の2倍あります。意思決定者が2社にいるからです。テーマ・集客・運営・リードの扱い——どれも「あとで決めましょう」と先送りした項目が、開催直前の混乱と開催後の不満に変わります。逆に言えば、共催の成功は段取りの技術です。
AiWiLLは累計112件のウェビナー・イベント企画を支援する中で、共催案件を両社の間に立つ事務局として数多く進行してきました。本記事では、共催ウェビナーを打診から開催後の振り返りまで、8週間の標準スケジュールに落として解説します。キックオフMTGのアジェンダ、週次の連携リズム、2社間で起きやすい進行トラブルの防ぎ方まで——「何をいつ、どちらがやるか」が全部わかる実行手順書です。なお、相手選びの基準・リード共有の取り決めなど戦略面の設計は共催ウェビナーの企画方法で先に固めておいてください。本記事はその実行編です。
まず結論:共催は「8週間・5フェーズ」で進める
| フェーズ | 時期 | やること | 完了の証拠 |
|---|---|---|---|
| ① 打診・合意 | 8〜7週間前 | 目的・ターゲット・日程候補のすり合わせ | 開催合意と日程確定 |
| ② キックオフ | 7〜6週間前 | 役割分担・費用・リードの扱いを1枚の合意メモに | 合意メモを両社で保存 |
| ③ 制作・告知準備 | 6〜4週間前 | テーマ確定、申込ページ、告知文、フォーム同意設計 | 申込ページ公開 |
| ④ 集客・制作仕上げ | 3週間前〜前日 | 両社の告知実行、台本・資料、合同リハーサル | 申込目標の進捗確認×週次 |
| ⑤ 開催・開催後 | 当日〜1週間後 | 当日運営、リード共有、フォロー実行、振り返り会 | リード納品と次回判断 |
単独開催が4〜6週間で回るのに対し、共催は2社の社内確認が毎工程に挟まるため、+2週間を見込みます。8週間を切る場合は、フェーズ②の取り決めを削るのではなく、テーマ・制作物の凝り具合を削ってください。取り決めの省略だけは、後で必ず高くつきます。
キックオフMTGのアジェンダ|60分でこの7つを決める
共催の成否はキックオフで8割決まります。60分のMTGで次の7項目を順番に決め、その場で合意メモにしてください。
| # | アジェンダ | 決めること |
|---|---|---|
| 1 | 目的の確認(10分) | 両社それぞれの「開催後に残したいもの」を数字で共有 |
| 2 | ターゲットとテーマ方向(10分) | 両社の顧客が重なる課題は何か。テーマの仮案 |
| 3 | 集客分担(10分) | 各社の申込目標数・告知チャネル・告知回数 |
| 4 | 運営分担(10分) | 申込管理・リマインド・配信・司会をどちらが持つか(または共同外注) |
| 5 | 費用分担(5分) | ツール・外注費・広告費の負担割合 |
| 6 | リードの扱い(10分) | フォーム同意文言・共有範囲・共有形式・フォローの棲み分け |
| 7 | 進行ルール(5分) | 週次定例の曜日・各社の確認担当者1名・確認の返答期限(48時間) |
特に7番を飛ばさないでください。共催の進行が止まる原因の大半は、「相手の社内確認待ち」です。確認窓口を各社1名に絞り、48時間ルールを合意しておく——これだけで進行速度が変わります。
制作・告知準備|「どちらが作るか」より「どちらの名義か」
制作物は、作る側ともう一方の確認で進めます。揉めやすいポイントを先回りで押さえてください。
- 申込ページ:主管側が作成し、もう一方はロゴ・会社紹介文・登壇者情報を期限つきで提供。両社への情報提供の同意文言は法務確認が必要になりがちなので、最初の週に着手する
- 告知文:共通の「基本文面」を1本作り、各社が自社の言葉・名義に書き換えて配信する。同一文面の一斉配信は、受け手に「営業連合」感を与えます
- 資料・台本:各社パートは各社が作成。ただし冒頭・接続部・クロージングは司会側が一括で台本化し、「2本の別々のプレゼン」にならないようにする
- 進捗の見える化:制作物・期限・担当を1枚のシートで共有。メールの往復で管理しない
申込ページの構成はセミナーLPの申込率を上げる改善チェックリスト、告知の設計はBtoBウェビナー集客の設計方法を共通の基準として両社で参照すると、品質の議論が速くなります。
集客フェーズ|週次定例で「数字だけ」を見る
告知開始後の週次定例は15分で十分です。見るのは数字だけ——各社の申込数(目標比)、流入元、残り期間の打ち手。ここで重要なのが、申込者の所属がどちらのリスト経由かを最初から分けて計測することです。これがないと、振り返りで「どちらの集客が機能したか」が分からず、次回の改善も分担の調整もできません。
片方の集客が遅れている場合の打ち手も、責めるのではなく事前合意です。「目標の50%を切ったら追加告知1本」「両社合計が目標未達なら登壇者からの個別案内を追加」のように、数字とアクションを紐づけておくと、気まずさなく動けます。
当日〜開催後1週間|共催特有の動き
当日運営の基本は単独開催と同じです(体制とタイムラインはウェビナー当日運営マニュアルを参照)。共催特有の注意は3つだけです。
- 司会は1名に固定する。2社で交互に司会をすると進行が途切れます。司会は主管側(または外部)の1名、もう一方はパート登壇に集中
- 合同リハーサルを必ず1回。各社別々のリハだけだと、接続部(パートの受け渡し)で必ず事故ります。前週に60分、全員で通してください
- 開催後48時間の動きを「時間割」にする。翌日:主管側が御礼メール+アンケート集計→リード共有(合意した形式・範囲で)。2日後:各社がそれぞれのフォローを実行(重複送信しない棲み分けは合意メモの通り)。1週間後:30分の振り返り会で数字と次回判断
フォローメールの文面はウェビナー後フォローメール例文を、温度別の動きはHOT/WARM/COLD分類をベースに、共催版(どちらが送るか)を上書きして使ってください。
2社間で起きやすい進行トラブル3つと防ぎ方
| トラブル | 起きること | 防ぎ方 |
|---|---|---|
| 確認待ちの渋滞 | 制作物が相手の社内確認で1週間止まり、告知開始が遅れる | キックオフで「窓口1名・48時間ルール」を合意。期限超過時は主管側の判断で進める権限も決めておく |
| 集客の偏り | 片方だけが集め、不公平感で次回がなくなる | 申込経路を分計し、未達時の追加アクションを数字で事前合意 |
| 温度差の露呈 | 片方は商談目的、片方は付き合いで、当日の熱量と準備に差が出る | キックオフ前の打診段階で、相手の目的とKPIを数字で聞く(出てこなければ共催しない) |
共催の進行チェックリスト10項目
- □ 1. 開催8週間前にキックオフを設定したか(最低でも6週間前)
- □ 2. キックオフで7項目を決め、1枚の合意メモにしたか
- □ 3. 各社の確認窓口1名と48時間ルールを合意したか
- □ 4. 申込フォームに両社への情報提供同意を入れ、法務確認を最初の週に出したか
- □ 5. 告知文は共通基本文面+各社名義のカスタマイズ方式か
- □ 6. 申込者の流入経路(どちらのリスト経由か)を分計できるか
- □ 7. 週次15分定例(数字レビュー)を設定したか
- □ 8. 集客未達時の追加アクションを数字で事前合意したか
- □ 9. 合同リハーサル(前週・60分)を予定に入れたか
- □ 10. 開催後48時間の時間割(御礼・共有・フォロー・振り返り)を決めたか
AiWiLLは共催の「中立進行役」を担えます
WiLLWEBINARは、60分ウェビナー1本15万円(税別)で、企画・告知・当日運営・開催後フォロー・簡易レポートまでを一気通貫で支援するAiWiLLのウェビナー運用代行サービスです。共催案件では、両社の間に立つ中立の事務局として、キックオフの設計、合意メモの整備、進行管理、当日運営、リード共有の実務までを担います。2社の調整コストこそが共催最大の壁——そこを外に出せば、両社とも本来の仕事(テーマと登壇)に集中できます。
累計企画数112件、累計参加人数10,551名、顧客満足度94.9%、平均申込率52%(業界平均10〜15%)。費用を両社で折半する形のご相談も可能です。
実務で使う判断基準
「共催ウェビナーの進め方|集客分担・役割分担・商談化の設計」を検討するときは、情報を読んで終わりにせず、自社の状況に置き換えて判断できる状態まで落とし込むことが重要です。特にウェビナー・オンラインセミナーの領域では、見た目の完成度や当日の盛り上がりだけでなく、企画前後の営業接点、参加者の行動、社内の意思決定まで含めて設計しなければ成果が残りません。
この記事では「まず結論:共催は「8週間・5フェーズ」で進める」、「キックオフMTGのアジェンダ|60分でこの7つを決める」、「制作・告知準備|「どちらが作るか」より「どちらの名義か」」、「集客フェーズ|週次定例で「数字だけ」を見る」、「当日〜開催後1週間|共催特有の動き」を中心に解説していますが、実務では次の5点を同時に確認すると、外注すべき範囲、自社で持つべき範囲、優先して改善するべき範囲が見えやすくなります。
| 確認項目 | 見るべきポイント | 判断の目安 |
|---|---|---|
| 目的 | 集客、申込率、当日参加率、録画活用、商談化のどこで詰まっているか | 目的が一文で言えない場合は、先に企画の前提を整理する |
| 対象者 | 誰のどの意思決定を前に進めたいのか | 参加者属性だけでなく、参加後に期待する行動まで決める |
| コンテンツ | 参加者が社内で説明できる材料が残るか | 資料、録画、事例、チェックリストに転用できる形にする |
| 運営 | 受付、進行、配信、フォローの責任分界が明確か | 担当者名ではなく、判断権限とバックアップ体制まで決める |
| 成果計測 | 参加者数だけでなく、有効商談、録画視聴、追客返信、次回テーマへの学習まで残す | 開催後24時間以内に見る数値と、1か月後に見る数値を分ける |
この表を埋めるだけでも、単なる情報収集ではなく「自社なら何を決めるべきか」が明確になります。外部パートナーへ相談する場合も、目的、対象者、期待する行動、既存の営業導線、社内で不足している運営リソースを渡せるため、見積もりや提案の精度が上がります。
失敗しやすいパターン
「共催ウェビナーの進め方|集客分担・役割分担・商談化の設計」のようなテーマで成果が出ないとき、多くの場合は知識不足ではなく、設計順序のズレが原因です。先に手段を決め、後から目的やフォローを足すと、担当者は忙しくなる一方で、事業成果への接続が弱くなります。
- 配信ツールだけを先に決め、申込導線やリマインド文面が後回しになる。
- 当日の参加率だけを見て、録画視聴やフォロー面談への接続を測らない。
- 講師や資料は良いのに、冒頭で参加者の課題設定が弱く離脱される。
- 社内向けの確認資料が不足し、承認者が費用対効果を判断できない。
- 外注先に依頼する範囲が曖昧で、当日直前に追加作業と確認漏れが増える。
避けるべきなのは、イベントやウェビナーを「開催すること」自体が目的になる状態です。企画段階では、参加者が何を理解し、どの不安が減り、どの行動に進むのかを先に決めます。そのうえで、タイトル、登壇者、台本、会場、配信、メール、アンケート、フォローを逆算すると、施策全体に一本の線が通ります。
社内で確認しておく項目
ウェビナー・オンラインセミナーの企画を前に進めるときは、担当者だけで細部を詰めるより、社内合意に必要な論点を先に揃えるほうが早く進みます。特に「共催ウェビナーの進め方|集客分担・役割分担・商談化の設計」に関する検討では、次の項目が未整理のままだと、制作会社や運営代行会社に相談しても提案が抽象的になりがちです。
- 今回の企画で最も動かしたい指標は何か。申込、参加、商談、既存顧客接点、採用、広報のどれを優先するか。
- 参加者は開催前にどんな不安や疑問を持っているか。その不安を本文、告知文、当日の構成でどう解消するか。
- 参加後に取ってほしい行動は何か。問い合わせ、資料請求、個別相談、社内共有、次回参加のどれにつなげるか。
- 社内で必ず確認が必要な部署はどこか。営業、マーケティング、広報、人事、経営、情報システム、法務の関与範囲を決める。
- 当日運営で失敗できない箇所はどこか。受付、音声、投影、配信、登壇者誘導、質疑応答、終了後案内を洗い出す。
- 開催後に残すべき資産は何か。録画、写真、議事録、参加者の声、FAQ、営業資料、次回改善メモを決める。
- 外注する場合、どこまで任せるか。企画、台本、LP、集客文面、当日運営、配信、レポート、フォロー設計を分ける。
- 見積もり比較で価格以外に見る項目は何か。責任範囲、実績、当日体制、改善提案、トラブル時の判断力を見る。
- 開催後24時間以内に誰が何を確認するか。参加データ、アンケート、問い合わせ、録画、営業連携を即日で動かす。
- 次回開催へ残す学びは何か。良かった演出ではなく、再現できる型として残す。
この確認項目を事前に埋めると、社内の承認、外注先への依頼、当日運営、開催後フォローが分断されにくくなります。AiWiLLではイベントを単発の制作物ではなく、営業、広報、採用、顧客接点に転用できるビジネス資産として設計するため、この事前整理を重視します。
企画から開催後までの進め方
ウェビナー・オンラインセミナーは、当日だけを切り出して考えると失敗しやすくなります。「共催ウェビナーの進め方|集客分担・役割分担・商談化の設計」を実務に落とすなら、準備、告知、当日、終了後を別々の作業として管理するのではなく、参加者の行動が自然につながる一本の流れとして設計します。
- 最初に、今回の企画で変えたい状態を決めます。認知を広げたいのか、商談を増やしたいのか、既存顧客の満足度を上げたいのか、社内の一体感を作りたいのかを一つに絞ります。
- 次に、参加者が開催前に持っている疑問を洗い出します。費用、比較、進め方、失敗例、社内承認、当日運営など、検索される言葉をそのまま企画の材料にします。
- そのうえで、告知文と当日の構成を合わせます。告知で約束した価値と、当日最初に提示する課題がずれていると、参加者は早い段階で離脱します。
- 運営面では、テーマ決定、申込ページ、告知文、リマインド、当日進行、録画活用、フォローの順に一本化することが重要です。
- 開催後は、当日参加できなかった見込み顧客にも録画、要約、FAQ、次回案内を届けるところまでを一つのタスクとして扱います。
この流れを事前に決めておけば、担当者が場当たり的に動く必要が減ります。社内の確認も、外注先への依頼も、開催後の改善も同じ前提で進められるため、次回以降の再現性が高まります。
成果を測る指標
「共催ウェビナーの進め方|集客分担・役割分担・商談化の設計」の成果は、開催直後の印象だけで判断しないことが大切です。盛り上がった、参加者が多かった、トラブルがなかったという評価は必要ですが、それだけでは次回改善にも売上貢献にもつながりません。企画目的に合わせて、開催前、当日、開催後の指標を分けます。
| タイミング | 見る指標 | 改善に使う視点 |
|---|---|---|
| 開催前 | 申込率、当日参加率 | 告知文、タイトル、対象者、申込導線が噛み合っていたか |
| 当日 | 平均視聴時間、質問数、アンケート回答率 | 構成、進行、運営、参加者体験に詰まりがなかったか |
| 開催後 | 録画視聴数、個別相談化数 | 次の商談、資料化、次回開催、社内共有に接続できたか |
数値を見るときは、平均だけでなく「どこで離脱したか」「どの導線で反応が良かったか」「どの質問が商談につながりやすいか」を確認します。特にBtoB領域では、参加者数よりも、参加者の質と次の行動が重要です。イベントやウェビナーのレポートは、単なる結果報告ではなく、次回企画と営業活動の改善資料として使える形に整えます。
外注する範囲の決め方
外注を検討するときは、最初から「全部任せる」か「すべて自社でやる」かの二択にしないほうが安全です。「共催ウェビナーの進め方|集客分担・役割分担・商談化の設計」に関する業務は、企画、告知文、申込ページ、配信設定、リマインド、当日進行、録画活用、フォロー設計のように複数の工程に分かれます。自社で強い工程と、外部の経験を借りるべき工程を分けることで、費用対効果が見えやすくなります。
- 自社で持つべきもの: 事業目的、顧客理解、伝えたいメッセージ、営業上の優先順位、社内承認の基準。
- 外部に任せやすいもの: 進行設計、台本化、配信・会場運営、集客文面の改善、当日のトラブル対応、レポート化。
- 共同で作るべきもの: 参加者の課題設定、コンテンツ構成、CTA、フォロー導線、開催後の二次活用。
見積もりを比較する際は、単価だけでなく「どの工程まで含まれているか」「誰が最終判断を持つか」「当日トラブル時に誰が動くか」「開催後に何が納品されるか」を確認します。安く見える見積もりでも、台本、リマインド、レポート、録画活用、営業連携が含まれていなければ、結果として社内工数が増えることがあります。
AiWiLLの設計視点
AiWiLLは累計112件のイベント・ウェビナー企画を支援してきた経験から、イベントを「当日を無事に終える作業」ではなく、「一度の接点を半永久的なビジネス資産に変える設計」として扱います。ウェビナーでは、申込率、当日参加率、アンケート回答、録画視聴、フォロー面談までを一連の導線として見ることが重要です。
たとえば「共催ウェビナーの進め方|集客分担・役割分担・商談化の設計」を検討する場合でも、最初に見るべきなのは施策名や形式ではありません。誰に、何を、なぜ今伝えるのか。その内容が参加者の社内説明や比較検討に使えるのか。開催後に営業、広報、採用、カスタマーサクセスのどこへ接続するのか。ここまで決めると、必要なコンテンツと運営体制が自然に決まります。
逆に、目的が曖昧なまま制作や運営だけを外注すると、表面上は整っていても成果が残りにくくなります。見栄えのよいLP、きれいなスライド、安定した配信は大切ですが、それだけでは参加者の行動は変わりません。企画の前段で「参加者が行動する理由」を作り、当日の中で「信頼できる根拠」を示し、終了後に「次の一歩」を自然に置くことが必要です。
実務でよくある質問
Q. 共催ウェビナーの進め方|集客分担・役割分担・商談化の設計は自社だけで進めても問題ありませんか?
A. 自社で企画と登壇内容を持てる場合は内製でも進められます。ただし、集客文面、申込導線、配信、当日進行、録画活用、フォローまで同時に設計する必要がある場合は、外部パートナーを入れたほうが失敗リスクを下げられます。
Q. 相談前に何を準備すればよいですか?
A. 目的、対象者、開催時期、想定参加者数、既存の集客リスト、登壇者候補、社内の決裁者、開催後に期待する行動を整理しておくと、提案の精度が上がります。すべて決まっていなくても構いませんが、決まっていることと未定のことを分けて共有することが大切です。
Q. 費用を抑えるにはどこから考えるべきですか?
A. 最初に削るべきなのは、成果に直結しない装飾や過剰な演出です。逆に、告知文面、参加者導線、当日進行、終了後フォローは成果に直結するため、安易に削ると機会損失が大きくなります。費用を抑える場合も、目的と参加者体験を壊さない範囲で優先順位を決めます。
Q. CTAは必ず入れるべきですか?
A. 必ずしも強いCTAを置く必要はありません。読者が情報収集段階であれば、関連記事やチェックリストへの導線でも十分です。ただし、課題が明確で外部支援を検討している読者には、相談先が分かる導線を自然に置くほうが親切です。
ウェビナーを一度きりの配信で終わらせず、申込、当日運営、録画活用、商談化まで一つの導線として設計したい場合は、WiLLWEBINARの活用が向いています。
社内説明で押さえる論点
「共催ウェビナーの進め方|集客分担・役割分担・商談化の設計」を社内で提案するときは、担当者が細かい運営項目を説明しすぎるより、経営や上長が判断しやすい論点に翻訳することが重要です。ウェビナー・オンラインセミナーの価値は、当日の完成度だけでは伝わりません。なぜ今実施するのか、実施しない場合にどの機会を失うのか、開催後に何が残るのかを短く整理します。
ウェビナーを低コストな配信施策ではなく、見込み顧客の疑問を解消し、営業が次に話しやすい状態を作る接点として説明します。
| 社内説明の論点 | 伝える内容 | 補足資料に入れるもの |
|---|---|---|
| 事業上の目的 | 売上、商談、採用、広報、顧客接点のどれに効かせる企画か | 対象者、課題、期待する行動 |
| 実施しないリスク | 競合比較で埋もれる、既存顧客接点が弱まる、営業資料が増えないなど | 現状の課題、過去施策の反省 |
| 外注する理由 | 社内工数の削減ではなく、設計品質と当日判断力を補うため | 任せる範囲、社内で持つ範囲 |
| 成果の見方 | 開催直後の人数だけでなく、参加後の行動と二次活用を見る | KPI、フォロー体制、レポート項目 |
この論点を先に揃えると、イベントやウェビナーの相談が「いくらでできるか」だけに寄りにくくなります。価格比較は必要ですが、目的に合わない低価格案を選ぶと、当日の品質、参加者体験、開催後の活用で損失が出ます。社内説明では、費用を使う理由だけでなく、開催後に残る資産を明確にしておくことが大切です。
よくある質問
共催ウェビナーの準備期間はどのくらい必要ですか?
打診から開催まで8週間が標準です。単独開催(4〜6週間)に比べ、2社の社内確認が毎工程に挟まるため2週間ほど余分にかかります。8週間を切る場合は制作物の凝り具合を削り、取り決め(キックオフの7項目)は省略しないでください。
キックオフでは何を決めればよいですか?
目的、ターゲットとテーマ方向、集客分担(目標数つき)、運営分担、費用分担、リードの扱い、進行ルール(窓口1名・48時間ルール)の7項目です。60分で決め、その場で1枚の合意メモにするのが鉄則です。
司会はどちらの会社がやるべきですか?
主管側の1名に固定するか、中立の外部に出すのが安定します。2社で交互に司会をすると進行が途切れ、パートの受け渡しで事故が起きやすくなります。司会を出さない側は登壇内容に集中してください。
相手の集客が進まないときはどうすればよいですか?
その場で交渉するのではなく、事前合意で防ぎます。「目標の50%を切ったら追加告知1本」のように、数字とアクションを紐づけたルールをキックオフで決めておけば、気まずさなく軌道修正できます。
リハーサルは2社合同でやるべきですか?
必須です。各社個別のリハだけでは、パートの受け渡し・画面共有の切り替え・時間超過の調整が確認できません。開催前週に60分、登壇者・司会・配信担当の全員で通してください。
共催の進行管理だけ外注できますか?
できます。WiLLWEBINARでは、中立の事務局としてキックオフ設計から進行管理、当日運営、リード共有の実務までを請け負えます。両社で費用を折半する形にも対応しています。
まとめ:共催の成功は「調整力」ではなく「事前合意の量」
共催ウェビナーがうまい会社は、調整がうまいのではありません。調整が発生しないように、キックオフですべてを決めているだけです。8週間のフェーズ、7項目の合意メモ、窓口1名と48時間ルール、数字に紐づいた追加アクション——本記事の段取りをそのまま使えば、初めての共催でも「もめずに、遅れずに、成果が残る」進行ができます。
最初の一歩は、相手に打診する前に自社側の答え(目的の数字・出せるチャネル・任せたい運営範囲)を埋めておくことです。準備された打診は、それ自体が相手への信頼の証明になります。

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